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独ビオンテック、コンテナ式ワクチン工場 アフリカ輸出

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【フランクフルト=深尾幸生】新型コロナウイルスのワクチンを米ファイザーと共同開発した独ビオンテックは16日、ワクチンを比較的簡単に製造できるコンテナ式のワクチン工場を開発したと発表した。2022年後半にアフリカに出荷し、23年にも同地でワクチン生産を開始する予定だ。

「バイオンテナ」と名付けたコンテナ式ワクチン工場は、一般的な輸送用コンテナをそれぞれ6個組み合わせたモジュール2つで構成される。世界で広く使われているビオンテックとファイザーのmRNAワクチンの主要な製造工程をすべて備える。mRNAの生産や、mRNAを脂肪で包むなどの製剤といった独自のノウハウが詰まった工場をすぐに展開できる。現地のパートナー企業が容器へ封入・包装すれば、年間約5000万回分のワクチンを生産できる。

モジュールはビオンテックがコロナワクチンを製造している独西部のマールブルクで生産する。ビオンテックは利益を上乗せせず原価で販売する。まずルワンダとセネガルなどに納入する計画だ。新型コロナのワクチンだけでなく、ビオンテックが開発するマラリアや結核のmRNAワクチンも承認されれば製造できるという。

記者会見でビオンテックのウグル・サヒン最高経営責任者(CEO)は「バイオンテナの目標はワクチン製造設備のコストと時間を抑えて、アフリカに住む人々のニーズに応えることだ」と述べた。

ビオンテックやファイザー、モデルナなどコロナワクチンを開発したメーカーは21年、発展途上国へのワクチン供給を増やすために特許の放棄を政治家などから求められ、拒否した経緯がある。ビオンテックとファイザーは、22年までに低中所得国に20億回分以上を供給すると表明していた。

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