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中央・南アジア地域統合へ国際会議 アフガン和平訴え

16日、タシケントで中央・南アジアの地域統合に向けた国際会議に参加した各国代表=ロイター

【タシケント=石川陽平】中央アジアと南アジアの地域統合を話し合う国際会議が15、16の両日、ウズベキスタンの首都タシケントで開かれた。会議終了後、輸送網の整備や貿易・経済関係の強化へ協力するとの共同声明を発表した。会議では地域統合に不可欠なアフガニスタンの早期和平を求める声が相次いだ。

国際会議は「中央・南アジア 地域の結びつき。課題と可能性」と名付け、40カ国以上の代表者が出席した。周辺国からはアフガニスタンのガニ大統領、パキスタンのカーン首相、中国やロシア、旧ソ連・中央アジア5カ国の外相らが出席し、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表も参加した。

共同声明では特に、地域経済でのアフガニスタンの役割に触れた。中央アジアと南アジアを結ぶ「地域の橋」として重要な役割があると指摘した。地域の共通事業を実現し、同国の経済発展を助けることを盛り込んだ。

具体的な事業として、議長国ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領は16日の会議での演説で、同国からアフガニスタンを通り、パキスタンの港に至る鉄道建設の実現を訴えた。アフガニスタンの復興を支え、海に面していない中央アジア諸国の貿易促進を目的としている。

ただ、反政府武装勢力タリバンと政府軍の戦闘が続く限り、アフガニスタンでの大型事業の進展は難しい。会議では中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相が「あらゆる仲介努力」をしていくべきだと述べるなど、多くの参加者がアフガニスタンの早期和平を強く求めた。

ロシアと中央アジア5カ国の外相も16日、アフガニスタン情勢に関する共同声明で「深刻な懸念」を示し、和平の早期実現を訴えた。こうした周辺国の懸念に対して、ガニ大統領は「タリバンと交渉するため、あらゆる方策を利用しようとしている」と説明し、和平交渉を急ぐ姿勢を示した。

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