ワクチン先行のイスラエル、出口見えぬコロナ対策
大規模接種1年、なお6割台
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【カイロ=久門武史】新型コロナウイルスワクチンの接種を世界有数のスピードで進めたイスラエルが、接種率の底上げに苦慮している。一時は感染の拡大を抑え経済再開や3回目の追加接種でも先行したが、今は変異ウイルスを警戒し外国人の入国を拒んでいる。大規模接種の開始から1年になる同国でも、コロナ禍との戦いは終わりが見えない。
「守りは不十分だ」。ベネット首相は19日「ワクチンは安全だ。全力でイスラエルの子ど...