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ゼレンスキー氏「ロシア軍施設近づくな」 占領地住民に

(更新)

【テヘラン=福冨隼太郎】ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ロシアに占領されている地域の住民にロシア軍施設から離れるよう求めた。ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島のロシア軍施設で爆発が相次いでいることなどを念頭に置いている。同半島では同日に弾薬庫で爆発があり、3千人以上が避難した。

ゼレンスキー氏は同日夜の演説で「毎日(ロシアの)占領地域で爆発の報告がみられる」と指摘。クリミアや東部ドンバスなどのロシアによる占領地域の住民に「ロシア軍の施設に近づかないでほしい」と述べた。「爆発の原因は占領者によると『不手際』だが、我が国民の命を救うという点では同じだ」とも語り、相次ぐ爆発がウクライナ側に有利に働くとの見方も示した。

16日の爆発はクリミア半島北部のジャンコイにあるロシア軍の弾薬庫で発生した。併合後にロシアが創設した「クリミア共和国」幹部は同日、SNS(交流サイト)で、現場周辺から3千人以上が避難したと明らかにした。爆発によって民間人2人が負傷した。

クリミア半島では9日にも西部にあるロシア軍の航空基地で爆発があったばかり。ウクライナ側は相次ぐ爆発に同国が関与しているかどうかは言及していない。ただ、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は16日、同日の爆発についてウクライナ軍の精鋭部隊が関わったと伝えた。

ロシアの連邦捜査当局は16日、同日の爆発について捜査を開始したと明らかにした。被害は弾薬庫だけでなく、周辺の電力施設や鉄道、民間住宅などに及んでいるもようだ。クリミア選出のロシアのミハイル・シェレメト下院議員も同日、ロシア通信に「破壊工作の背後にはキエフ(キーウ)がいる」と述べ、爆発がウクライナによるものとの見方を示した。

ウクライナ軍はクリミア半島の付け根にあたる南部ヘルソン州で主要河川ドニエプル川にかかる橋を破壊するなど、ロシア軍の補給路を断つ戦略をとっている。同州もロシア軍に占領されている。ウクライナ軍幹部は10日、同州を年末までに奪還する考えを明らかにしていた。

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