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独フリゲート艦の寄港、中国が拒否

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 ドイツ北部の港を出港する同国海軍のフリゲート艦「バイエルン」(ⓒBundeswehr/Nico Theska・共同)

【ベルリン=石川潤】ドイツ政府が中国に打診していた独海軍のフリゲート艦「バイエルン」の上海への寄港について、中国側が拒否していたことが分かった。ドイツ外務省の報道官が15日、明らかにした。中国側が「寄港は望まない」との決定を下し、ドイツ側も了解したという。

バイエルンは8月2日にドイツを出港し、オーストラリアや米領グアムなどを経て11月ごろに日本に寄港する予定だ。北朝鮮に対する国連制裁の監視活動などに参加し、中国が軍事拠点化を進める南シナ海を通過する見込み。ドイツとしては約20年ぶりの同地域への軍艦派遣で、日本などの価値観の近いパートナーとの連携強化を打ち出す狙いがある。

ただ、ドイツ政府内には最大の貿易相手国である中国を刺激すべきではないとの意見があり、日本などに訪問した後、上海にもバイエルンを寄港させることを中国に提案していた。日米豪との連携強化というメッセージが弱まりかねないとドイツ国内外で困惑の声が上がっていたが、中国からはねつけられる結果となった。

ドイツは2020年9月にインド太平洋外交の指針(ガイドライン)を閣議決定し、民主主義などの共通の価値観を持つ日本などとの関係強化に動き出した。ドイツは覇権主義的な中国への警戒を強める一方で、中国との対話も重視する路線を維持している。

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