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英がNATO緊急会合要請 タリバン政権「尚早に認めぬ」

(更新)

【ロンドン=中島裕介】英国のジョンソン首相は15日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長と緊迫化するアフガニスタン情勢について電話協議した。英政府によるとジョンソン氏は、反政府武装勢力タリバンのカブール進攻で政権移譲の可能性が高まっていることを受け、NATOの最高意思決定機関である北大西洋理事会(NAC)を早期に開くよう要請した。

電話協議でジョンソン氏は首脳や閣僚級を念頭に「ハイレベルの国際的な議論が必要だ」と訴えた。過激派の脅威に対抗し、アフガニスタンでの人道的な緊急事態に対応するために国際社会の結束が欠かせないとの認識も伝えた。

ジョンソン氏は同日、国連のグテレス事務総長とも電話協議し、安全保障理事会の早期の開催を求めた。安保理は米東部時間の16日午前10時(日本時間16日午後11時)に緊急会合を開く予定だ。

欧米メディアはタリバンによる首都カブールへの進攻を受け、ガニ大統領がアフガニスタンを出国したと伝えている。ジョンソン氏は15日、英BBCなどの取材に「まもなく(アフガニスタンに)新政権ができるのは間違いない」と語った。そのうえで西側諸国がタリバン政権を「尚早に認めないようにすべきだ」との考えを示した。「アフガニスタンが再びテロの温床になることは誰も望んでいない。それは同国の人々の利益にならない」とも主張した。

英政府は約4000人残っているとされる在アフガニスタンの英国人の国外退去を支援するために、英軍600人を同国に派遣している。

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