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レバノンのハリリ前首相が組閣を断念 政治空白1年に

15日、組閣断念を表明するハリリ氏(ベイルート)=ロイター

【イスタンブール=木寺もも子】約1年にわたり政治空白の続くレバノンで、首相候補として指名を受けていたハリリ前首相が15日、組閣の断念を表明した。レバノンのメディアが伝えた。経済が崩壊状態で市民の困窮が深まる中、政治混乱が収束する気配はみえない。

ハリリ氏は自らを首相候補に指名したアウン大統領との会談後、同氏との不一致を理由に指名を辞退する考えを表明した。ハリリ氏は国内のイスラム教スンニ派を代表する実力者、アウン氏はキリスト教マロン派で、派閥対立の激しさが浮き彫りになった。レバノンではこのほか、親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラも影響力を持っている。

ハリリ氏は2019年10月の大規模デモを受けて辞意を表明した。後を継いだ学者出身のディアブ首相(現暫定首相)は20年8月に首都ベイルートで大規模爆発が起きると、責任を取って辞意を表明した。その後、別の首相候補が組閣に失敗し、ハリリ氏が20年10月、再び首相候補になっていた。

レバノンでは19年後半以降、通貨価値が10分の1に暴落し、多くの市民が食料や電気にも事欠く生活を送っている。20年3月には初のデフォルト(債務不履行)に陥った。

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