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VW、EV電池500万台相当を自社生産 30年までに

欧州に電池工場6カ所 

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VWはEV「ID.3」を皮切りに共通の基本設計を採用した車種を拡充する

【フランクフルト=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は15日、2030年までに電気自動車(EV)用の電池工場を6カ所、欧州に建設すると発表した。電池メーカーとの合弁で年間240ギガワット時を生産する。単純計算でEV約500万台分に相当する。投資額は明らかにしていないが、1兆円を超える可能性もある。

VWは19年に電池の一部を自社生産する計画を公表、現在ドイツとスウェーデンで合計約40ギガワット時の生産能力を持つ設備を立ち上げ中だ。VWは30年に世界の新車販売の6割をEVにする方針で、電池需要も従来見通しから大幅に高まるとみて自社の生産能力を一気に6倍に増やす。

新興電池メーカー、ノースボルト(スウェーデン)に追加投資するほか、ドイツにあるノースボルトとの合弁工場も拡張し、生産能力を倍増する。26年にスペインかフランス、ポルトガルに1カ所、27年に東欧に1カ所、巨大な電池工場を稼働させ、30年までにさらに2カ所追加する。必要な電池の大半を自社生産でまかなう考えだ。

自社生産を通じてEVの基幹部品となる電池の性能を高め、コストを抑える。生産する電池は原則、同一の規格を採用、大量調達・大量生産で原材料費を下げる。車体への組み付けも簡易化する。電池システムのコストを1キロワット時あたり100ユーロ(約1万3千円)より大幅に安くする。100ユーロを下回ればEVの完成車コストがエンジン車を下回るとされる。

VWは25年までの5年間で350億ユーロをEVに投資する方針。このうちの多くが電池生産に向けられるとみられる。

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