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パレスチナ衝突全土に 空爆で通信社入居のビル破壊

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 15日、パレスチナ自治区ガザへの空爆で被害を受ける、AP通信など入居のビル=ロイター

【カイロ=久門武史】パレスチナは15日、1948年のイスラエル建国で約70万人が難民になった「ナクバ(大惨事)」の日を迎えた。イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザに空爆を続けるなか、ヨルダン川西岸では14日、抗議するパレスチナ人がイスラエル部隊と衝突した。パレスチナ全土に広がった衝突のさらなる悪化が懸念される。

ガザへの空爆は15日も続き、AP通信やカタールの衛星テレビ局アルジャズィーラの支局が入居するビルが破壊された。AFP通信によると未明の空爆で難民キャンプの一家10人が死亡した。イスラエルでは同日、ガザから撃ち込まれたロケット弾のため中部テルアビブ郊外で1人が死亡した。

イスラエルが占領するパレスチナ自治区のヨルダン川西岸では14日、ガザ空爆に抗議するパレスチナ人がイスラエル部隊と衝突し、パレスチナ人11人が死亡した。ナクバで反イスラエル感情が高まるなか、15日にも西岸ラマラで抗議デモが起きた。

イスラエル当局との衝突が一段と拡大する可能性がある。イスラエルへの抗議は隣国レバノンやヨルダンでも広がっている。

早期の停戦に向けた国際社会の努力も続く。調停のため米国が派遣したアムル国務副次官補が14日にイスラエルに入った。ただイスラエルのネタニヤフ首相は同日、「まだ終わっていない」と、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスへの攻撃を続ける姿勢を強調した。イスラエルとハマスを仲介するエジプトの交渉団は13日、成果なく帰国したと報じられた。

ハマスがイスラエルにロケット弾を発射し、イスラエル軍がガザを空爆する交戦は10日に始まった。これまでにガザで139人、イスラエルでは10人が死亡した。

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