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英、50歳以上にワクチン3回目接種へ 来週から

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記者会見するジョンソン首相(14日、ロンドン)=ロイター

【ロンドン=佐竹実】英政府は14日、冬に向けた新型コロナウイルス対策を発表した。50歳以上の人らを対象に来週からワクチンの3回目の接種(ブースター接種)をするほか、12~15歳にも接種する。ワクチンで免疫力を高め、ロックダウン(都市封鎖)などの規制を回避する。

ブースター接種は50歳以上、医療従事者、16歳以上で基礎疾患を持つ人らが対象だ。2回目の接種から6カ月がたっていることが条件となる。

メッセンジャーRNA(mRNA)タイプである米ファイザーと独ビオンテックのワクチンを使う。ファイザー製がない場合、半分の量の米モデルナ製を接種する。mRNAでアレルギー反応が出る場合、英アストラゼネカのワクチンを使う。

英国ではこれまでに16歳以上の81%が2回のワクチン接種を受けた。ジョンソン首相は14日の記者会見で、成人の9割は抗体を持つとした上で、ブースター接種が「さらに高い免疫の壁をつくる」と述べた。12~15歳についても、ワクチンを1回接種する。

今後重症者が増えて医療体制が逼迫する場合は、人口の大半を占めるイングランドで「プランB」としてマスク着用の義務化、在宅勤務の推奨、イベントなどでのワクチンパスポートの提示などの対策を取る。

ジョンソン首相は「多くの人が免疫を持っている事実により、我々は過去のロックダウンに戻らなくてよいと自信を持てる」と述べた。ロックダウンはプランBに効果がない場合の最後の手段と位置づけている。

英政府は7月に規制を全面的に解除して以来、コロナとの共生路線を進む。1日の感染者は3万人程度と高水準だが、ワクチンが行き渡ったこともあって死者や重症者数はこれまでの流行時のようには増えていない。

ただ、9月から学校が再開し、通勤者も戻りつつあるため感染がさらに広がるとの警戒感が強い。会見に同席したウィッティー首席医務官は「(感染力の強い)デルタ型と冬の組み合わせでプランBが必要になる可能性もある」と述べた。

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