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EU、ファイザー製ワクチン5000万回分追加 6月までに

(更新)
ビオンテックはドイツで年産10億回分のワクチン工場を稼働させた(独西部マールブルク)

【フランクフルト=深尾幸生】欧州連合(EU)の欧州委員会は14日、独ビオンテックと米ファイザーが共同開発した新型コロナウイルスのワクチンを6月までに5千万回分追加で調達することで両社と合意したと発表した。英米などに比べて遅れている接種を加速する狙いだ。

EUはビオンテック・ファイザーとこれまで4~6月分として2億回分の契約を結んでいた。今回10~12月に予定していた分を前倒しし、4~6月分を25%増やす。フォンデアライエン欧州委員長は「ビオンテックとファイザーに感謝したい。我々の需要に対して責任感を持って約束通り供給してきた信頼できるパートナーだ」と両社を持ち上げた。

追加で調達するワクチンは人口比に応じて加盟国に分配する。フォンデアライエン氏は両社と23年までに18億回分の購入に向けて交渉に入ったことも明らかにした。

EUのワクチン調達は、英アストラゼネカが1~3月と4~6月にそれぞれ約束した量の半分以下しか供給できないことが明らかになるなど誤算が続いている。13日には米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が、米での血栓の報告を受けEUへの供給を遅らせると発表したばかりだった。

EUはビオンテック・ファイザーの追加前の時点で、4~6月に3億6千万回分のワクチンを入手するとしていた。5500万回分を予定してたJ&Jのワクチンは1回接種で済むため、人数換算では全体の約4分の1以上を占めるはずだった。

14日にはデンマークがアストラゼネカのワクチンを今後の接種計画から外すことを発表しており、ビオンテック・ファイザーワクチンへの依存が高まる。ビオンテックはこのほどドイツで年産10億回分の新工場を稼働。月内に出荷を始める。ファイザーと合わせた生産能力は年間25億回分に高まり、3月末時点でまだ供給余力があるとしていた。

EUは13日までに全体で1億2600万回分のワクチンを受け取り、14日に1億回目の接種に達した。

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