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英経済がコロナ前水準を回復 21年11月、GDP0.9%増

【ロンドン=篠崎健太】英統計局が14日発表した2021年11月の英国の国内総生産(GDP)は、前月より0.9%増えた。新型コロナウイルスの感染拡大前にあたる20年2月の水準を月次ベースで初めて上回った。行動規制の緩和で21年春から個人消費が持ち直しをたどり、1年9カ月で落ち込みを埋めた。新たな変異型「オミクロン型」の影響で、年明けにかけては経済拡大がいったん鈍る可能性が高い。

前月比の増加は4カ月連続で、伸び率は市場予想の中央値(0.4%、リフィニティブ集計)を大きく上回った。全体の約8割を占めるサービス業は0.7%増え、年末商戦の好調さを支えに輸送や倉庫などが伸びをけん引した。建設が3.5%増と堅調だったほか、部品などの供給制約を背景に21年半ばから足踏み状態だった製造業も1.1%増えた。

月次GDPの水準はコロナ禍前の20年2月との比較で0.7%増えた。英国では21年3月以降、外出や飲食店営業などを制限するロックダウン(都市封鎖)が段階的に解除され、経済活動の回復につながった。英政府はワクチン効果で重症化が抑えられていると判断し、1日に数万人規模の新規感染者が出続けた21年秋以降も厳格な行動規制とは一線を画してきた。

ただ21年12月はオミクロン型の急拡大による下押しが避けられない。再び在宅勤務が奨励されたことで出社人数が減ったり、多くの会合やイベントが取りやめになったりした影響が出そうだ。英調査会社キャピタル・エコノミクスのポール・デールズ氏は「12月と22年1月のGDPはともに前月比0.5%減」と予想している。

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