仏裁判所、FCAイタリアを捜査 ディーゼル不正容疑
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【パリ=白石透冴】フランス裁判所が欧州自動車大手ステランティス傘下・FCAイタリアに対し、ディーゼル不正疑惑で捜査を始めたことが13日、分かった。仏メディアが報じた。同社は疑惑を否定している。
裁判所の予審判事が、公判の必要性を判断するための捜査手続き「予審」に入った。仏AFP通信によると、排ガスを操作するソフトウエアを不当に使い、排ガス量を偽ったりした疑いがある。
2015年に独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正が発覚し、欧州各社の疑惑も次々に明るみに出た。フランスで捜査を受ける自動車メーカーは、独フォルクスワーゲン(VW)、仏ルノー、ステランティス傘下のプジョー、シトロエンに続き5社目となる。