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メルケル独首相「ワクチン義務化せず」 仏は一部で実施

ベルリンで13日に記者会見するドイツのメルケル首相=ロイター

【ベルリン=石川潤】新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)拡大への懸念が高まるなか、ドイツのメルケル首相は13日に記者会見し、新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付ける考えはないと語った。欧州ではワクチンの接種率をどう高めていくかが課題で、フランスのマクロン大統領は12日、医療関係者や高齢者施設の職員らへの義務化を発表していた。

「フランスのような道を進む考えはない」。メルケル氏は強制的な手段に頼るのではなく、ワクチンを自主的に受けるように地道に訴えていく考えを示した。フランスでは9月半ばまでにワクチン接種の義務に従わない医療関係者らは、働くことも給与を受け取ることもできなくなる見込みだ。

ドイツで少なくとも1回ワクチンを接種した人の割合は6割に迫り、接種を完了した人も4割を超えている。接種率は比較的順調に高まってきたが、足元では感染が下火になったこともあり、1日あたりの接種回数が減少している。感染の第4波を防ぐため、接種をどう促していくかが課題だった。

メルケル氏は会見で「ワクチン接種はあなただけでなく、あなたが愛する誰かを守ってくれる」と呼びかけた。さらに「ワクチン接種が増えれば増えるほど、より自由になれる」とも語った。ドイツでは接種率を高めるため、ドライブスルー型のワクチン接種会場の準備なども進んでいる。

ドイツは9月に連邦議会選挙(総選挙)を控えている。ドイツでは新型コロナウイルスに限らずワクチン全般に不安を感じる人々が一定数いることも、慎重な判断につながった可能性がある。

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