/

独、コロナ封じへ「緊急ブレーキ」 全国一律ルール導入

(更新)
think!多様な観点からニュースを考える
記者会見するドイツのメルケル首相(13日、ベルリン)=ロイター

【ベルリン=石川潤】ドイツのメルケル政権は13日、新型コロナウイルスの感染者が一定水準を超えた地域で厳格な制限措置(緊急ブレーキ)を実施するための感染症予防法改正案を閣議決定した。連邦制のドイツでは州ごとに対応が分かれていたが、全国一律のルールが適用されるようになる。メルケル首相は記者会見で「感染の第3波にブレーキをかける」と述べた。

ドイツでは変異ウイルスの拡大で感染者数が増加しており、多い日には2万人を大きく上回っている。ドイツ政府が重視する人口10万人あたり7日間の新規感染者数は140人を突破し、目標とする50人の3倍近くまで膨らんでいる。医療崩壊への懸念も高まりつつあった。

具体的には、同値が100人を超えた地域では、夜9時から朝5時まで夜間の外出が原則禁止となる。食料品店などを除く商店や娯楽施設などは終日、閉鎖される。レストランも持ち帰りなどを除いて営業できなくなる。

ルール導入の背景には、連邦政府の各州への不信感がある。連邦政府と各州は3月、感染者数が再び増え始めた場合には元のルールに戻す約束で、制限措置の段階的な緩和に踏み切った。ところがその後、感染の第3波に見舞われても一部の州が厳格な措置の導入をためらい、感染に拍車をかけていた。

このため、メルケル政権は地方任せの対応を改め、全国一律の厳格なルールを適用することにした。できるだけ早い時期の改正案の国会通過を目指す。

コロナ対策を巡る混乱で政府・与党の支持率は大きく低下している。9月の連邦議会選挙(総選挙)まで半年を切るなか、コロナ封じにこれ以上手間取れば、政権を失いかねないとの危機感が政府・与党内で高まっていた。

新型コロナ特集ページへ

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

  • この投稿は現在非表示に設定されています

    (更新)
    (0/300)
(0/300)
投稿内容をご確認ください
投稿チェック項目誤字脱字がないかご確認ください
投稿チェック項目トラブル防止のため、記事で紹介している企業や人物と個人的つながりや利害関係がある場合はその旨をお書き添えください
詳細は日経のコメントガイドラインをご参照ください

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

新型コロナ

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。

ワクチン・治療薬 休業・補償 ビジネス 国内 海外 感染状況

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン