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フランス下院選1回目投票、左派躍進で与党と拮抗

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【パリ=白石透冴】12日に1回目の投票があったフランス国民議会(下院、577議席)選挙で、マクロン大統領が率いる与党連合と野党左派連合が得票率でほぼ並んだ。勢力集結に成功した左派連合が躍進した。19日の決選投票の結果次第では、与党連合が過半数を維持できない可能性も出てきた。

仏内務省によると、得票率は与党連合が25.75%、急進左派「不服従のフランス」を中心とした左派連合は25.66%となる大接戦となった。どの候補も過半数を取っていないなど一定の条件を満たした選挙区では、19日に決選投票を実施する。

仏ラジオ、フランスアンフォが伝えた予想によると、与党連合の獲得議席数は255~295と、現在の346から減る見通しだ。過半数の289を下回れば、政権運営に大きな打撃となる。

マクロン氏は極端な政策を掲げる政党に票を投じてはいけないと有権者に訴え、中道を標榜する自身の政党連合への支持を呼びかけてきた。約1カ月前の世論調査では与党連合が過半数の議席を確保できるとの予想が多かったが、ウクライナ危機に伴う物価高など国民の不満が高まるにつれ、じわじわと支持率を落とした。

仏政府のグレゴワール報道官は12日、仏メディアの取材に「与党連合の候補は大半の選挙区で決選投票まで勝ち上がっている」と述べ、19日に向け有権者への訴えを強めると説明した。

中道左派社会党、環境政党欧州エコロジー・緑の党(EELV)なども加わった左派連合は、左派層の広い支持を集めた。獲得議席数は150~190となって野党第1党となる見通しだ。「不服従のフランス」のメランション党首は記者会見で「不幸を生み出すマクロン氏の政策を打ち砕こう」と呼びかけた。

共和党など中道右派連合は50~80議席、極右国民連合は20~45議席になりそうだ。4月の大統領選挙の候補者として一時支持率2位となるなど人気を得た極右評論家ゼムール氏も今回の下院選に出馬したが、1回目投票で敗れた。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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