東部バフムトで激戦続く ウクライナ国防次官が明らかに

【ロンドン=大西康平】ウクライナ東部ドネツク州のバフムト近郊を巡って、ウクライナ軍とロシア軍の激しい戦闘が続いている。ウクライナのマリャル国防次官は12日、通信アプリ「テレグラム」で「ウクライナ軍が勇敢に陣地を守り、敵に多くの損失を与えている」と投稿した。
マリャル氏は「ロシア軍は(プーチン大統領の側近が率いる民間軍事会社の)ワグネルと正規軍の両方を使って、バフムトを包囲する試みを続けている」と指摘した。11日にワグネルのトップが全域を制圧したとの声明を出したバフムト近郊の街ソレダルについても「敵の攻撃が続いている」と否定した。
米CNNによると、ウクライナ軍も同日にソレダルで「数日間の後退の後、少し前進した」と明らかにしたという。ソレダルはウクライナ軍が拠点とするセベルスクとバフムトの間にあり、バフムトへの補給のための要地となっている。
ロイター通信などによると、ロシア地上軍のサリュコフ総司令官は12日、ベラルーシを訪問して現地に駐留する両国共同の合同部隊を視察した。

2022年2月にロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって1年になります。戦況や世界各国の動き、マーケット・ビジネスへの影響など、関連する最新ニュースと解説をまとめました。
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