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コロナ下2度目の断食月 イスラム圏、なお残る行動制限

ラマダンの飾りを品定めする買い物客(レバノン)=ロイター

【カイロ=久門武史】イスラム教徒が日中の飲食を絶つ断食月(ラマダン)が13日、サウジアラビアなど多くのイスラム圏諸国で始まった。新型コロナウイルス対策の行動制限下で2度目となる。集団礼拝などの制限を昨年より緩める動きがある一方、変異ウイルスの感染が急増する国は警戒を強めている。

イスラム教の聖地メッカとメディナを抱えるサウジの巡礼省は、今年のラマダンの巡礼を新型コロナワクチンの接種者か、感染後に回復した人に限って認めると発表した。昨年のラマダンは、聖地のモスク(礼拝所)での礼拝を原則停止していた。

ワクチン接種が世界屈指のペースで進むアラブ首長国連邦(UAE)では、今年のラマダンは商業施設が通常通りに営業する。エジプトは昨年のラマダンに閉鎖していたモスクを再開し、夕方以降の店舗営業も認めている。

ラマダンの1カ月間は信仰心が特に高まり、聖地巡礼やモスクを訪れて礼拝する人が増える。断食を終えた日没後に親族や友人らと集まって食事をとることも多く、感染が広がる懸念がある。

トルコはラマダン中、週末の外出を全土で禁止する。4月に入り、1日あたりの新規感染者数が5万人超と過去最悪を連日更新しているためだ。全国のモスクを統括する宗務庁は当初認めていた夜間の集団礼拝を中止し、自宅で礼拝するよう促している。同じく感染が増加傾向のオマーンはラマダン中の夜間外出を禁じる。

世界最大のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアは、5月中旬のラマダン明けの大祭(レバラン)に合わせた大型連休を8連休から5連休に短縮する方針を発表した。大型連休中に地元に帰るのが国民の恒例行事だが、昨年に続いて帰省を禁止する。政府は予想される経済の落ち込みを食い止めるため、消費喚起策を打ち出す方針だ。

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