ウクライナ南東部マリウポリ市長、犠牲者「2万人超か」
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【カイロ=久門武史】ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリのボイチェンコ市長は11日、ロシア軍の攻撃で市内で1万人以上の民間人が死亡したとAP通信のインタビューで明らかにした。犠牲者は2万人を超える可能性があるとの見方も示した。
市長によるとロシア軍は遺体を焼却するため、移動式の火葬設備を市内に持ち込んでいる。多数の遺体を冷蔵施設のある大型ショッピングセンターに運び込んでいるとも説明した。
マリウポリはロシア軍の包囲攻撃が続き、なお10万人以上の住民が退避できずにいるとみられている。米戦争研究所は10日、市内がロシア軍に分断され、ウクライナ軍が孤立しているとの分析を明らかにした。

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