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WHO、ワクチンによるコロナ集団免疫「21年中は無理」 

(更新)

【パリ=白石透冴】世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルスのワクチン接種が進むものの、感染拡大が止まる「集団免疫」は2021年中に達成できないとの見通しを示した。マスクや他人との距離などの基本的な対策が引き続き必要になりそうだ。

WHOの主任科学者ソミヤ・スワミナサン氏は同日の記者会見で「21年中に、(ワクチンによる)集団免疫を達成することはありえない。いくつかの国ではできるかもしれないが、世界全体の人が守られる水準になることはない」と述べた。

多くの人が免疫を獲得してパンデミック(世界的流行)が自然に終わる状態を集団免疫と呼ぶ。必要な免疫獲得の割合は全人口の6~7割ともいわれるが、新興国でワクチンの流通が遅れる恐れが指摘される。WHOによると約40カ国で接種が始まったが、国民の平均所得が高い国に集中している。

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