ロシア、日米欧への輸出禁止 通信・医療機器など200品目
【ワルシャワ=久門武史】ロシア政府は10日、日米欧などを対象に通信機器、医療機器や自動車など200品目以上の輸出を2022年末まで禁じると発表した。一部の林産物も含む。ウクライナ侵攻による米国などの経済制裁に対抗する狙い。
タス通信などによると、禁輸対象となるのはほかに鉄道車両やコンテナ、タービン、農業機械、モニターなどとなっている。外国企業がロシア国内で製造する製品の輸出も含まれる。ベラルーシや中央アジア諸国が参加するユーラシア経済同盟向けの輸出は容認するとしている。
ロシア政府には制裁への対抗に加え、国内市場で製品を確保する狙いがあるとみられる。声明で「ロシア市場の安定のために必要な措置だ」と強調した。林産物を巡っては、欧米や日本を含む非友好国に一部の木材や加工品の輸出を禁止する。
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