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ナゴルノ停戦巡りロシアなど3首脳会談、復興へ作業部会

(更新)
会談後に記者会見する(左から)アゼルバイジャン、ロシア、アルメニアの首脳(11日、モスクワ)=ロシア大統領府提供

【モスクワ=小川知世】ロシアのプーチン大統領は11日、昨年11月に停戦したアゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフの紛争を巡り、両国首脳とモスクワで会談した。3カ国首脳は地域一帯の復興で合意した。アルメニアは捕虜交換などの問題解決を訴えており、和平確立には火種が残っている。

ナゴルノカラバフでは多数派のアルメニア系住民がアゼルバイジャンから独立を主張し、2020年9月下旬から戦闘が再燃した。3カ国首脳の会談は停戦後初めて。

会談では経済や交通網の再建に向けて作業部会を設けることで一致した。道路や鉄道の復旧などを協議し、3月1日までに具体的な計画を提出する。アゼルバイジャンのアリエフ大統領はアルメニア西部にあるアゼルバイジャンの飛び地と本土を結ぶ輸送路が整うなどと意義を指摘した。

仲介役のロシアには3カ国会談で、停戦後の秩序づくりを主導する立場を示す狙いもありそうだ。20年の戦闘ではトルコがアゼルバイジャンを支持し、存在感を高めた。プーチン氏は会談後の記者会見で「停戦合意は順守されている。4万8千人超の避難民が帰還した」と成果を強調した。

会談では捕虜交換の完全な実施などを巡って協議が難航した可能性もある。事実上、敗北したアルメニアのパシニャン首相は会見で「捕虜の問題はきょう解決できなかった」と失意をにじませた。ナゴルノカラバフの地位など多くの問題が残っていると訴えた。

ナゴルノカラバフではソ連末期から衝突が繰り返され、20年の戦闘では双方の死者が5600人を超えた。ロシアが仲介した停戦合意に基づき、アルメニアは実効支配していた周辺地域をアゼルバイジャンに引き渡した。ロシアは現地に平和維持部隊を展開している。

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