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ヴェスタス、世界最大の風力発電機 発電量65%増

ヴェスタスはシェア首位の陸上風力に加え、洋上風力、保守運用を3本柱に育てる(写真はデンマークの陸上風力発電機)

【フランクフルト=深尾幸生】風力発電機世界最大手のヴェスタス(デンマーク)は10日、世界最大出力となる15メガワット(1万5千キロワット)の風力発電タービンを投入すると発表した。同社のこれまでの最大機種よりも1基あたりの発電量が65%増える。2024年に量産を始める計画で、世界各地で拡大が見込まれる洋上風力発電での採用を目指す。

開発した「V236-15.0MW」は羽根の長さが115.5メートルと巨大だ。1基で年間80ギガワット(8千万キロワット)時と2万世帯分の電力を発電できる。仮に総出力900メガワットの風力発電所を作る場合、現在同社で最大出力の9.5メガワットの機種と比べて34基少なくて済むという。発電事業者にとっては建設コストや送電線などのインフラ費用を抑えられる。

競合の米ゼネラル・エレクトリック(GE)やシーメンス・ガメサ・リニューアブルエナジー(SGRE)はすでに14メガワットの発電タービンを発表済みで、ヴェスタスも対抗する。

ヴェスタスが同日発表した20年12月期通期の決算は売上高が前の期比22%増の148億1900万ユーロ(約1兆8800億円)だった。再生可能エネルギーへのシフトで需要が強く、平均単価も下げ止まっている。受注残は190億ユーロと19%増えた。純利益は9%増の7億6500万ユーロだった。

21年の売上高は160億~170億ユーロと予想する。本業の利益率は20年から1~3ポイント改善し6~8%を見込む。

ヴェスタスはMHIヴェスタスとして運営していた三菱重工業との洋上風力発電機事業の合弁解消を20年10月に発表。同部門を本体に取り込んだ。新体制のもと15メガワット機を武器にシェア拡大を目指す。

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