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ローマ教皇、ハンガリーの反移民政策をけん制

15日までスロバキアも訪問

ローマ教皇フランシスコ㊨はハンガリーのオルバン首相と会談した(12日、ブダペスト)=ロイター

【ウィーン=細川倫太郎】ローマ教皇フランシスコは12日、ハンガリーを訪問した。英BBCによると、キリスト教とユダヤ教の代表者らへの演説で欧州に潜む反ユダヤ主義の脅威を警告し、「積極的に協力し友愛を促進すべきだ」と訴えた。同国のオルバン首相の反移民政策を暗にけん制した形だ。

教皇はオルバン氏とも会談した。キリスト教カトリックの総本山バチカン(ローマ教皇庁)によると、会談は「和やかな雰囲気」で、カトリック教会の国内での役割や環境保全、家庭の保護などで意見交換した。オルバン氏はフェイスブックに「教皇にキリスト教国であるハンガリーを滅亡させないようにお願いした」と投稿した。

オルバン氏は反移民の強硬派として知られる。ユダヤ人家庭に生まれた米著名投資家ジョージ・ソロス氏らが民主化人材育成のためブダペストに設立した大学を、国外移転に追い込んだこともある。一方、教皇は戦争や貧困から逃れてきたあらゆる人々に支援の手を差し伸べるべきだとの立場だ。

仏AFP通信によると、教皇はハンガリーにわずか7時間滞在した後、スロバキアを訪問。同国には15日まで滞在し、貧困に直面する少数民族ロマの人々と会う。

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