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米モルガン、英から資産12兆円移管へ EU離脱で独に

モルガン・スタンレーは英国のEU離脱に備える=ロイター

【ロンドン=篠崎健太】米金融大手モルガン・スタンレーが英国の欧州連合(EU)離脱を受け、1千億ユーロ(約12兆6千億円)規模の資産を英国からドイツに移す計画であることが明らかになった。米ブルームバーグ通信が10日、関係者の話として報じた。離脱の「移行期間」が2020年末に終わり、英国がEU単一の金融免許制度から外れることに伴う措置だ。

資産の移管先は独フランクフルトの拠点で、21年1~3月期に実施する見通しだという。英法人の広報担当者は日本経済新聞に「コメントできない」と答えた。 

同社は英ロンドンに欧州本社をおき、在EU加盟国の顧客に金融サービスを展開してきた。英国は20年1月末にEUを離脱した。激変緩和のための移行期間は12月末で終わる予定で、その後は英金融監督当局から受けている免許がEUで通用しなくなる。

EUの金融当局はロンドンから越境でサービスを手掛けてきた金融機関に対し、域内のサービスに関わるヒトや資産など事業の実体を移すよう求めている。米銀最大手JPモルガン・チェースも2千億ユーロ規模の資産を英国からドイツに移すことが明らかになっている。

英国とEUは離脱後の金融分野をめぐり、規制環境が同水準だという「同等性」を認めることで相互にサービス提供が続けられる枠組みを目指してきた。当初は20年6月末までに同等性評価を終える目標だったが、自由貿易協定(FTA)交渉の大幅な遅れに付随して作業は滞っている。

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