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ロシアから欧州へ、天然ガスパイプライン完工

ノルドストリーム2のパイプライン敷設工事に使われた作業船=AP

【モスクワ=石川陽平】ロシア国営天然ガス会社ガスプロムは10日、ロシア産の天然ガスをバルト海経由で欧州に供給するガスパイプライン「ノルドストリーム2」の敷設工事を完了したと発表した。2021年末までの稼働を予定している。

ノルドストリーム2はロシア北西部からドイツ北東部に至る全長約1200キロメートルで、年間輸送能力は550億立方メートル。輸送量はガスパイプラインでの欧州向け天然ガス供給量の約4分の1に当たる。ほぼ同じルートで11年に稼働したノルドストリームとあわせて、ロシアの欧州向け供給量の約半分を担うことができる。

ノルドストリーム2を巡っては、米国が制裁を発動して完工の阻止に動いていた。米国は、欧州のエネルギー安全保障が脅かされ、ロシアがウクライナ経由のパイプラインでの輸送量を減らすと懸念した。だが、米国はドイツがウクライナのエネルギー調達を支援することなどを条件に、7月には完工を容認する姿勢に転じた。

ノルドストリーム2の建設と運営はガスプロムの子会社ノルドストリーム2AGが手がけ、欧州企業も建設に参加した。総工費は約95億ユーロ(約1兆2300億円)とみられている。米ブルームバーグ通信によると、ガスプロムは天然ガスの供給を10月1日に始める計画だ。

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