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ウクライナ各地でミサイル攻撃 ロシア、「報復」と主張

ウクライナの全土で9日、ロシアによるミサイル攻撃が相次ぎ、少なくとも11人が死亡した。ロシア国防省は同国西部で2日に起きたウクライナによるテロ行為への「報復」と主張した。

ロシア軍のミサイルは首都キーウ(キエフ)を含む全土を攻撃した。西部リビウ州ではミサイル攻撃で2軒の民家が破壊されて5人が亡くなった。東部ドニエプロペトロフスク州でも1人が死亡した。ミサイルによる負傷者は20人以上となったもようだ。

ゼレンスキー大統領は9日のビデオ演説で「ミサイル攻撃により、各地で停電が発生し、暖房や水道に障害が生じている」と指摘、ロシアを非難した。

ロシアによる大規模なミサイル攻撃は2月中旬以来となる。ロシアは今回の攻撃で極超音速ミサイル「キンジャール」も使用したとみられる。米シンクタンクの戦争研究所は9日の報告書で「ミサイル供給が減少しているにもかかわらず、成果を示すために攻撃に使用した」と指摘した。

ロシア国防省は9日「ウクライナが(ロシア西部の)ブリャンスク州で組織したテロ行為への報復を実施した」と表明した。ロシア当局は2日、ブリャンスク州にウクライナの部隊が侵入し、住民2人が死亡したと発表した。プーチン大統領はテロ行為だと非難し、対策を政府に指示していた。

9日のミサイル攻撃ではウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所がロシア軍のミサイル攻撃の影響で外部電源を一時失った。同日午後には外部電源が復旧した。

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