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ロシア、港湾都市オデッサにミサイル攻撃

ドイツ外相ウクライナ訪問、侵攻後初

【ベルリン=南毅郎】ウクライナ南部の港湾都市オデッサで9日、ロシア軍のミサイル攻撃があり少なくとも1人が死亡、5人が負傷した。ウクライナメディアが報じた。ロシアは9日に対ドイツ戦勝記念日を迎えたが、プーチン大統領は演説で具体的な「戦果」を誇示することはできなかった。演説後に重要港湾都市への攻撃を激化させた可能性がある。

ドイツのベーアボック外相は10日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊で多くの民間人の遺体が見つかったブチャを訪問した。ショルツ独政権の閣僚がウクライナを訪問するのは侵攻後初めてで「我々は犯罪者に責任を取らせる義務がある」とロシアを強く非難した。

オデッサは黒海に面する穀物の主要積み出し港。現在はロシアの海上封鎖で輸出ができない状態が続いている。ロシア軍は南東部の港湾都市マリウポリやオデッサの制圧でウクライナの内陸国化を狙っているとされる。

プーチン氏は9日の演説で「唯一の正しい決定だった」と侵攻を正当化した。東部ドンバス地方で戦線が膠着するなか、オデッサへの攻撃を強化したもようだ。9日の攻撃ではショッピングセンターなども対象となり、現地では外出禁止令が出されている。

9日には欧州連合(EU)のミシェル大統領がオデッサを訪れ、ウクライナのシュミハリ首相と会談した。会談中もミサイル攻撃があり、両氏は一時避難を余儀なくされた。

ロシア国防省は9日、黒海のズメイヌイ島周辺でウクライナの戦闘機や軍用ヘリを4機ずつ破壊したと発表した。一方、ウクライナ国防省の報道官は9日、巡航ミサイル計50発を搭載したロシア軍艦7隻が黒海で確認できると明らかにし、ロシアをけん制した。

マリウポリでもウクライナ内務省系軍事組織「アゾフ連隊」が立てこもるアゾフスターリ製鉄所への攻撃が再び強まっている。民間人の退避が完了したとされるが、アゾフ連隊は降伏しない考えを表明している。

ウクライナ国防省によると、ロシア軍は9日、戦車や砲撃を組み合わせた突入作戦を敢行。空爆が再開される可能性のほか「ロシア軍が11日に化学兵器による攻撃を計画している」(地元当局)との観測も浮上する。

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