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ケニア大統領選、元首相と副大統領の一騎打ち

【ナイロビ=久門武史】東アフリカのケニアで9日、任期満了に伴う大統領選の投票が実施された。オディンガ元首相(77)とルト副大統領(55)の事実上の一騎打ちで、接戦とみられる。物価高、債務膨張といった経済問題や汚職対策が焦点となる。開票結果は16日までに発表される見通し。

現職のケニヤッタ大統領は憲法が3選を禁じているため出馬できない。ケニヤッタ氏は2017年の前回大統領選で争った宿敵オディンガ氏の支持に回り、正副大統領でタッグを組んだはずのルト氏とは決裂した経緯がある。

ケニアのインフレ率は7月に8%を超え、有権者は生活苦に不満を募らせる。ナイロビ中心部の投票所を訪れた公務員のケビン・キオゴラさん(31)は「ウンガ(主食の原料のトウモロコシ粉)が1年で倍に値上がりした」と訴えた。

ロシアのウクライナ侵攻で食糧やエネルギーの価格が高騰する前から、東アフリカを襲った干ばつで食糧不足の懸念が強まっていた。汚職や失業問題への失望感から若年層の投票率低下を予測する声もある。

多民族国家ケニアで大統領選は民族間の争いの側面が大きい。07年の選挙では結果を巡って候補者の出身民族が衝突し、1千人以上が死亡した。

ケニアは東アフリカの経済の中心で、日本企業を含む外資企業が多く拠点を置く。周辺のソマリアや南スーダンから難民を受け入れ、地域の安定にも重要な役割を果たしている。日本の政府開発援助(ODA)をサハラ砂漠以南のアフリカの国で最も多く受け取るなど日本との関係も深い。

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