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ロシアで対独戦勝パレード 下院選へ愛国心鼓舞

9日、モスクワの赤の広場で軍事パレードに参加した旧ソ連の戦車=AP

【モスクワ=石川陽平】ロシア各地で9日、第2次世界大戦のナチス・ドイツに対する勝利を祝う軍事パレードが行われた。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中でも軍事パレードを強行し、9月に予定する下院選挙での政権与党の勝利に向けて愛国心を鼓舞した。

モスクワの「赤の広場」で行われた軍事パレードではプーチン大統領が演説し、1945年の対独戦の勝利について「とても大きく世界的な意義を持つ」と強調した。「攻撃的な計画を持つ者を許してはならない」とも強調し、対立している米欧やウクライナを暗にけん制した。

モスクワの軍事パレードの参加者数は1万2千人以上で、戦勝75周年の節目だった2020年の約1万4千人より少なかった。部隊の行進に続いて、地対空ミサイルや装甲車など最新の武器も披露された。

ロシアでは9月19日に下院選が実施される。与党・統一ロシアの支持率は約30%に低迷し、憲法改正に必要な3分の2以上の議席を維持できるかどうかが焦点になっている。プーチン政権には国威発揚につながる軍事パレードで求心力を維持し、与党の主な支持層である保守派や高齢者からの得票を確保する狙いがある。

20年の軍事パレードは新型コロナの影響で6月24日に延期されて実施されたが、今年は例年通り、5月9日に国内28都市で行われた。国外の首脳では、旧ソ連のタジキスタンのラフモン大統領がモスクワの軍事パレードに出席した。

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