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欧州ステランティス、EVに3.9兆円投資 25年までに

(更新)
ステランティス傘下のフィアットもEV中心に移行していく=ロイター

【フランクフルト=深尾幸生】欧州ステランティスは8日、2025年までに電気自動車(EV)に300億ユーロ(約3兆9千億円)を投資すると発表した。4種類のEV専用車台を開発し、同年までにほぼ全車種にEVの設定を設ける。旧グループPSAと旧フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の統合で得た規模を生かして、電動化を加速する。

新車販売に占めるEVとプラグインハイブリッド車(PHV)の比率を30年までに欧州で7割以上、米国で4割以上に引き上げる。このうち8割以上がEVになるという。現在のEVとPHVの合計比率は欧州が14%、米国が4%にとどまる。

傘下の独オペルは28年までにEVだけのブランドとなる。収益の柱のピックアップトラックでも「ラム」ブランドから24年にEVを発売する。

大中小の各サイズとピックアップトラック向けにEV専用の車台を開発、傘下のブランドをまたいで幅広い車種に使う。小型車向けで最大500キロメートル、大型車向けは最大800キロメートルを満充電で走行できる設計にする。

電池ではエネルギー大手の仏トタル・エナジーズとの共同出資会社で独仏に建設中の工場に加え、イタリアにも大規模な工場を建設する。電池メーカーから調達する分も含め30年までに年間260ギガワット時(2億6千万キロワット時)の生産能力を確保する。傘下の仏プジョーが販売中の小型EV「e208」換算で500万台分以上に相当する量になる。

電池のコストダウンも進め、26年までにEVの保有コストがエンジン車と同等になるとみている。20年7~12月期に9%だった調整後の売上高EBIT(利払い・税引き前利益)比率を10%以上に引き上げる計画を示した。

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