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南東部マリウポリ市長「5000人以上の市民が死亡」

ゼレンスキー氏「ロシアは犯罪の証拠を隠蔽」

(更新)

【ウィーン=細川倫太郎】ロシア軍が包囲するウクライナ南東部マリウポリのボイチェンコ市長は6日、これまでに5000人以上の一般市民が死亡したと述べた。このうち子どもが210人含まれる。首都キーウ(キエフ)から撤退したロシア軍は重要地域とみている東部で軍事作戦を強化している。

ウクライナメディアによると、ボイチェンコ氏は市内のインフラの9割が破壊され、4割は修復不可能な状況だと説明した。ロシア軍は劇場や病院など無差別攻撃を展開し、現在も空爆が続いている。ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、トルコメディアに対し、ロシアはマリウポリでの「犯罪の証拠を隠蔽しようとしている」と非難した。

英国防省は6日、「(マリウポリに)残っている16万人の市民の大半が水や薬、通信などを失っている」とし、ロシア軍が人道支援を妨げているとも指摘した。

ロシアにとってマリウポリの掌握は戦略上、重要な意味を持つ。2014年に一方的に併合した南部クリミア半島と、親ロ派が一部を実効支配する東部ドンバス地方が陸路で結べるようになるからだ。ウクライナのベレシチューク副首相は6日にマリウポリなど危険地域から5000人近くが避難したことを明らかにした。

ロシア軍は東部への新たな大規模な攻撃に向けて、部隊の再編、兵力や装備の補充を進めているとの分析もある。ベレシチューク氏は6日、ドネツク州など東部3州の住民に「私たちも助けることができなくなる」と警鐘を鳴らし、ただちに避難するよう要請した。北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は「長期戦に備える必要がある」と指摘した。

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