NATO、加盟申請なら歓迎 フィンランドとスウェーデン
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【ブリュッセル=竹内康雄】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は6日、非加盟のフィンランドとスウェーデンがNATOに加盟を申請すれば「すべての同盟国が歓迎するだろう」と語った。NATOと両国はすでに密接な協力関係にあり、相互運用や民主的な統制の面で「NATOの基準を満たしている」と説明した。
6~7日のブリュッセルでの外相理事会の開幕に先立って記者団に語った。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、フィンランドとスウェーデンではNATOへの加盟論議が熱を帯びている。現地メディアによると、フィンランドのマリン首相は2日、加盟を申請するかどうか「この春の間に注意深く、しかし迅速に決定されねばならない」と述べた。世論調査ではNATO加盟を支持する声が増えている。
スウェーデンのアンデション首相は3月末のテレビ番組で「NATO加盟を排除しない」と表明した。同国では9月の総選挙でNATO加盟が争点になるとみられている。

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