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カザフ抗議デモ、ロシアなどが安保機構部隊派遣 2500人

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【モスクワ=桑本太】中央アジアのカザフスタンで発生した抗議デモで、ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構(CSTO)」の加盟国が相次いでカザフスタンに部隊を派遣している。ロシアに続き、アルメニアやタジキスタンは6日から部隊派遣を始めた。各国が派遣する部隊の合計は2500人程度となる見通しで、デモ鎮圧の動きが激化する。

インタファクス通信などが伝えた。CSTO議長国のアルメニアは6日に部隊を派遣した。タジキスタンは200人規模の部隊を派遣する準備が整い、同日に第1陣として100人が出発したという。ベラルーシも部隊の派遣を開始した。

キルギスのジャパロフ大統領は6日、「カザフスタンを支援し、CSTO加盟国としての義務を果たす用意がある」と述べた。7日にも派遣を始める見通しだ。

カザフスタンのトカエフ大統領はデモ隊による抗議活動をテロリスト集団による侵略行為と主張してCSTOに支援を要請し、CSTOは軍人や警官らで構成する「平和維持部隊」を派遣することを決めた。

ロシアは6日、CSTOの決定を受けて空挺(くうてい)部隊をカザフスタンに派遣し、先発部隊は同国内に到着した。ロシア通信は6日夜、CSTOの発表として、各国合わせて約2500人の部隊がカザフスタンに到着する予定と伝えた。状況次第で増える可能性もあるという。

カザフスタン南部にある最大都市アルマトイで治安当局とデモ隊の衝突が激化した。武力鎮圧により6日には数十人が死亡、デモ参加者ら約2000人を拘束した。アルマトイでは抗議デモが続いており、政府の施設や金融機関、テレビ局などがデモ隊の襲撃を受けた。

カザフスタンのメディアによると、同日のアルマトイでの武力鎮圧により、政府施設からデモ隊を完全に排除したという。

抗議デモは年明けからの燃料価格の上昇を発端に2日にカザフスタンの西部で発生し、アルマトイなどに広がった。

カザフスタン政府は5日にアルマトイと西部マンギスタウ州、首都のヌルスルタンに加えて、国内全土に非常事態宣言を発令した。

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