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ドイツ、ロックダウンを再強化 感染地域に移動制限

(更新)

【ベルリン=石川潤】ドイツのメルケル首相は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための規制を再び強化すると発表した。感染が深刻な地域の住民は居住地から15キロまでに移動が制限される。10日までとしていたレストランや商店、学校の閉鎖は少なくとも1月末まで続ける。英国で感染力の高い変異種が広がっており、メルケル首相は「我々はとりわけ慎重でなければならない」と語った。

メルケル首相と各州首相が5日、合意した。ドイツの新規感染者数は1万人規模で高止まりしており、年末には死者数が1日1000人を超える日もあった。集中治療を受ける患者は春のピークの約2倍に達しており、このままでは医療システムが崩壊しかねないと懸念が高まっていた。

ドイツは11月初めにレストランなどの営業を禁じる部分的なロックダウン(都市封鎖)を実施した。12月半ばには食料品店などを除く商店や学校を閉鎖したが、感染抑止にはさらに強力な措置が必要と判断した。

移動制限は人口10万人あたりの7日間累積の新規感染者数が200人を超える地域が対象だ。独メディアによると、現時点では6分の1の地域が対象になるという。感染をほかの地域に広げることを防ぐため、仕事や通院などの正当な理由なく居住地から15キロを越えて移動できなくなる。

決断の背景には、感染力がより高い変異種が猛威を振るう英国の厳しい状況がある。英国では新規感染者数が5万人を超え、イングランドが3度目のロックダウンに追い込まれたばかり。ドイツでも変異種が見つかり、対岸の火事とは言えなくなっていた。

ドイツには秋の時点で厳しい制限措置に踏み込まず、感染を広げてしまった苦い経験もある。ワクチンが行き渡るまでにはまだ長い時間が必要なため、医療システムに過度な負担をかけないための慎重な判断を迫られていた。

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