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キーウにミサイル攻撃 ロシア、米欧の武器供与けん制

(更新)

ロシア軍は5日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)周辺にミサイル攻撃を実施した。ロシア国防省は同日、この攻撃で東欧がウクライナに供与した戦車などを破壊したと主張した。キーウのクリチコ市長は市内2カ所で爆発が起きたと通信アプリで伝えた。死傷者などの詳しい状況はわかっていない。

ロイター通信によると、キーウへのミサイル攻撃は4月下旬以来という。ウクライナ軍はロシア軍がカスピ海から巡航ミサイル5発をキーウに向けて発射し、うち1発を迎撃したと説明した。

ロシア軍は最近、東部への攻撃を集中させていたが、米欧から供与された強力な武器の破壊などにも力を入れている可能性がある。

ウクライナ軍が東部へ戦力を集中させないように、キーウなどを再び攻撃することで、戦力を分散させる狙いも考えられる。

ウクライナ側によると、キーウへのミサイル攻撃で爆発と火災が発生した。攻撃を受けたのは鉄道関連施設で、兵器は収容されていないと主張し、ロシア側の説明に反論した。

ロシア、ウクライナへの武器供与けん制

ロシアが米欧によるウクライナへの武器供与へのけん制を強めている。激しい戦闘が続くウクライナ東部での攻防にも大きな影響を与える可能性があるためとみられる。

プーチン大統領は5日に放映されたロシア国営テレビでのインタビューで、米欧が射程が長い兵器をウクライナに供与した場合、「これまで標的としていない対象を攻撃する」と述べた。ロシアを射程に収める兵器を供与しないように警告した。

ロシア通信などが同日伝えた。武器供与はウクライナとロシアの戦闘を長引かせるだけだとして、米欧の姿勢を批判した。

ロシア軍は東部ルガンスク州の9割超を占領し、要衝のセベロドネツクをめぐってウクライナ軍と激しい戦闘を繰り広げている。

ルガンスク州のガイダイ知事は5日のテレビ番組で「ロシア軍がセベロドネツクの70%を支配していたが、この2日間で押し戻された」と述べた。英国防省は5日、「この24時間でウクライナ軍がセベロドネツクで反撃し、戦闘部隊と火力を集中させていたロシア軍の勢いを鈍らせたようだ」との戦況分析を公表した。

一方、ロシア国防省は4日、セベロドネツクをめぐる攻防でウクライナ軍の部隊が最大で90%の致命的な損失を受けて後退したとの見解を公表しており、予断を許さない状況が続いているもようだ。

ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、同国東部の歴史的な修道院がロシア軍の攻撃によって焼かれたとする動画をSNS(交流サイト)に公開した。同氏は「ロシアは国連教育科学文化機関(ユネスコ)に居場所はない」と訴えた。

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