/

亡命のベラルーシ五輪選手、ポーランドに到着

(更新)
4日、ワルシャワの空港に着陸するツィマノウスカヤ選手を乗せた航空機=ロイター

【ウィーン=細川倫太郎】東京五輪の陸上女子ベラルーシ代表で、本国の帰国命令を拒否したツィマノウスカヤ選手が4日夜(日本時間5日未明)、亡命先のポーランドに到着した。選手活動を続けながら、同国を拠点に新生活を始めるとみられている。

ツィマノウスカヤ選手を乗せた航空機は現地時間午後8時すぎにポーランドの首都ワルシャワの空港に着陸した。同国のマルチン・プシダチ外務次官はツイッターで、同選手が無事に到着したと明らかにした。ポーランドでウクライナに出国した夫との合流を予定する。

東京五輪の陸上女子ベラルーシ代表で、本国の帰国命令を拒否したツィマノウスカヤ選手はウィーン経由でポーランド入りした(ウィーン空港)=ロイター

ツィマノウスカヤ選手は当初、成田空港からワルシャワ行きの直行便に搭乗する予定だったが、関係者によると、安全やプライバシーの理由でオーストリアの首都ウィーンを経由する飛行機に変更した。

プシダチ外務次官は現地メディアの取材に、ツィマノウスカヤ選手がポーランドにとどまるか否かは「彼女自身の決断次第だ」と指摘した。同選手は競技の継続を希望している。「我々は適切な条件を整えようとしている」とも述べ、受け入れる準備はできていると強調した。

ベラルーシの隣国のポーランドは、ロシアを後ろ盾とするルカシェンコ政権に批判的で、弾圧を受けた人々を積極的に支援している。ポーランド外務省によると、2021年に入ってベラルーシの国民に発給した査証(ビザ)は9万件以上にのぼる。ツィマノウスカヤ選手には保護を目的とした人道的ビザを発給した。

ツィマノウスカヤ選手は女子陸上の200メートルに出場予定だったが、突如、コーチから経験がない1600メートルリレーへの出場を求められた。SNS(交流サイト)で不満を表明したところ、ベラルーシに強制帰国させられそうになった。帰国すれば投獄される恐れがあるとし、同選手は亡命を希望した。帰国命令は、強権的な統治を続けるルカシェンコ大統領の判断との見方が出ている。

Tokyo Olympics and Paralympics 特設サイトへ

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン