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英燃料不足、軍隊がガソリン搬送 一部で落ち着きも

【ロンドン=佐竹実】ガソリン不足に直面する英国で4日、軍隊による燃料の搬送が始まった。原因であるトラックの運転手不足を補うのが目的だ。パニック買いによる供給網の混乱は一部で落ち着きつつあるものの、運転手が足りないという根本的な問題は残ったままだ。

英メディアによると、陸軍と空軍から計約200人が燃料の輸送のために出動した。ガソリン小売協会によると燃料不足は改善しているものの、ロンドンや英南東部では5カ所に1カ所の給油所で在庫が底をついている。

きっかけは、運転手不足を受けて英石油大手BPが一部ガソリンスタンドを閉鎖すると発表したことだ。人々がパニック買いに走り、給油所に長蛇の列ができたほか燃料がなくなり営業できなくなった。ガソリン価格は8年ぶりの高値に急騰した。

軍隊の出動はあくまで臨時の対応だ。運転手不足の背景には、英国の欧州連合(EU)離脱がある。運転手など多くの職種でEUからの移民に頼っていたが、EU離脱や新型コロナウイルス禍で英国を離れ、戻らなくなっている。

政府は運転手確保のための緊急対策として就労ビザの条件を緩和し、EUなどから5000人を期間限定で受け入れるほか、職業訓練などで運転手を増やす。だが、業界団体によるとトラック運転手は10万人が足りず、根本的な解決にはなっていない。

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