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欧州のEV・PHV販売、中国に並ぶ 20年は前年の2.4倍

VWのEV「ID.3」は9月納車開始にもかかわらず、販売台数3位に

【フランクフルト=深尾幸生】欧州自動車工業会(ACEA)が4日発表した2020年の欧州主要18カ国の電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の販売台数は前の年の2.4倍の133万台だった。世界最大市場の中国にほぼ肩を並べた。新車販売に占めるシェアは12%と9ポイント上昇し無視できない規模に成長してきた。

20年の新車販売全体が24%減となるなかで、欧州のEV・PHVの販売台数は3年で約5倍と急成長を続けている。EV・PHVに燃料電池車を加えた中国の新エネルギー車(NEV)の20年の販売台数は136万台。欧州18カ国は3万台差まで迫り、東欧などを含めた29カ国では並んだ。20年10~12月には、18カ国の新車販売全体に占めるシェアが19%となるなど勢いを増している。

国別の最大市場はドイツで3.6倍の39万台。シェアは14%と11ポイント上がった。フランスは18万台、英国は17万台を超え、それぞれシェアは11%だった。北欧ではさらにシェアが高く、ノルウェーの75%を筆頭に、アイスランド45%、スウェーデン32%などとなっている。

欧州18カ国の20年のEVに限った販売台数は2.1倍の72万台(シェア7%)、PHVは3.1倍の60万台(シェア6%)だった。

新型コロナウイルスで冷え込んだ経済への刺激策として各国が販売補助金を積み増したことが販売急増の理由の1つだ。もう一つ大きいのは比較的廉価な車種が増え、消費者の選択肢が広がったことだ。

調査会社の英JATOダイナミクスによると、欧州23カ国の車種別EV販売で首位だったのは仏ルノーの小型EV「ゾエ」だった。3位には独フォルクスワーゲン(VW)の「ID.3」、6位には仏プジョーの「e-208」といったコンパクト車の新型車が入った。こうした車種は補助金を使えば同クラスのディーゼル車と同等か安く買える。

PHVも存在感を高めている(独フランクフルト)

PHVでは1位に独メルセデスの「Aクラス」や3位のスウェーデンのボルボ・カーの「XC40」などが入った。ガソリン車で人気の車種のPHV仕様が新型車で登場したことが貢献した。

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