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独BMWが新型FCV、トヨタと開発の電池システム

資源リサイクル前提のコンセプト車も発表

【ミュンヘン=深尾幸生】独BMWは6日、報道公開が始まったミュンヘン国際自動車ショーで燃料電池車(FCV)「iX5ハイドロジェン」を初披露した。水素を燃料とする燃料電池システムをトヨタ自動車と共同開発した。2022年から小規模で量産する。

多目的スポーツ車(SUV)「X5」をベースに開発した。13年に始めたトヨタとの提携の成果の一つだ。水素を燃料電池で電気に変えて動力にし、最大で170馬力を出せる。電気自動車(EV)用の駆動システムと組み合わせることで、出力をさらに374馬力まで高められる。

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製の水素タンクを2つ搭載する。水素の充塡に必要な時間は3~4分とEVに比べて短い。満タンでの航続距離は明らかにしていないが、「頻繁に長距離を運転する顧客の需要を満たせる」という。充電に時間がかかり、走行距離が比較的短いEVを補完する位置づけだ。

BMWが今回のショーで目玉と位置付けるのが、資源リサイクルを前提としたコンセプト車「iビジョン・サーキュラー」だ。「ハッチバック」型の小型車で、前面のグリルなど装飾的な部品をデジタル照明で表現する。すべての素材がリサイクル原料、もしくはリサイクルが可能な原料で作られている。オリバー・ツィプセ社長は「世界で最もサステナブル(持続可能)な自動車メーカーになる」と述べた。

BMWは気候変動対策のためにはEV化だけでなく、製品の資源採掘から廃車までの「ライフサイクル」での二酸化炭素(CO2)削減が必要として「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」を訴える。アルミや鉄といった金属や樹脂などのリサイクル原料の比率を全体の半分にまで引き上げる。30年に自動車のライフサイクルでのCO2排出量を1台あたりで19年と比べて4割削減する計画だ。

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