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独当局、グリーンシル傘下銀に資産保全命令 刑事告訴も

グリーンシルの銀行子会社が入るビル(独北部ブレーメン)=ロイター

【ロンドン=篠崎健太】ドイツ連邦金融監督庁は3日、英金融サービス会社グリーンシル・キャピタルの独銀行子会社に対し、資産の処分や移動を禁じる保全命令を出した。財務状況に疑義があるとみており、対顧客業務の停止も命じた。欧米メディアによると金融監督庁は経営陣の刑事告訴にも動き、事業内容への疑惑はさらに深まった。

グリーンシルは企業間の売掛債権を対象にした金融事業を手掛ける。スイス金融大手のクレディ・スイス・グループが1日、提携して運用する機関投資家向けファンドを凍結したことで、経営不安が一気に表面化した。

グリーンシルを巡っては、独銀行子会社と英実業家サンジーブ・グプタ氏との不明朗な関係が取り沙汰されている。金融監督庁が同行の財務内容を調べた結果、グプタ氏が率いる英エネルギー企業GFGアライアンスから買い取ったとされる売掛債権について、財務諸表に存在が確認できなかった。

金融監督庁は「債務が過大になる差し迫ったリスクがある」と判断して資産保全を決めた。2020年末時点の総資産は約45億ユーロ(約5800億円)だった。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)などは3日、財務諸表を不正操作した疑いで、金融監督庁が同行経営陣を地元の検察に刑事告訴したと報じた。捜査当局を巻き込む金融スキャンダルに発展してきた。

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