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欧州ステランティスCEO「内燃エンジン、投資しない」  

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ステランティスは旧PSAと旧FCAの14ブランドを抱える=ロイター

【フランクフルト=深尾幸生】自動車世界大手、欧州ステランティスのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は3日、ガソリンやディーゼルなどの内燃エンジンについて「これ以上投資するつもりはない」と述べた。同社は仏グループPSAと欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が統合して1月に発足。初の決算記者会見でタバレス氏は電気自動車(EV)に注力する姿勢を強調した。

今後のガソリン車やディーゼル車については、旧PSAと旧FCAがそれぞれ開発した既存技術を使う。タバレス氏は「フルスロットルでEVに集中する。ハイブリッド車(HV)もいずれ消える」と述べた。

まず年内に10車種のEVやプラグインハイブリッド車(PHV)を発売する。EV専用の車台を2種類開発中で、大型車向けの車台では満充電の航続距離を600㌔㍍にできると明らかにした。22年末には日本電産との合弁会社で電気モーターの生産を始めるほか、23年末から自社量産を始める電池をグループ全体で活用する。

高級車ブランド「DS」は「エレクトリック・オートクチュール(電気の高級衣装店)」を目指すという=ロイター

22年初めまでに30年までの長期戦略をまとめる。現在、ジープやオペル、アルファ・ロメオなど傘下の14ブランドの商品や技術の計画を詰めているという。タバレス氏は「大胆に、速く、イノベーティブにならなければ追い詰められる。『レガシー(過去の遺物)自動車メーカー』と呼ばれることは受け入れられない。米テスラに対抗する」と力をこめた。

同日発表した20年12月期通期のPSAとFCAを合わせた販売台数は594万台だった。売上高は1344億ユーロ(約17兆3400億円)、調整後の営業利益は71億ユーロだった。指標としている調整後の売上高営業利益率は5.3%だった。

21年12月期は、新型コロナウイルスで大規模なロックダウンなどにならない前提で、調整後営業利益率が5.5~7.5%に上昇するとの見通しを示した。売上高は1500億~1600億ユーロになるとみている。

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