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欧州ステランティス、通期の営業利益率予想を上方修正

ステランティスは半導体不足を大幅な採算改善につなげた=ロイター

【フランクフルト=深尾幸生】自動車世界大手の欧州ステランティスは3日、2021年12月期通期の調整後の売上高営業利益率が10%になりそうだと発表した。従来予想の5.5~7.5%から大幅に上方修正した。新型コロナウイルスからの市場回復と半導体不足が重なり需給が締まった結果、利幅が拡大した。

同日発表した21年1~6月期の決算は、最終損益が59億3600万ユーロ(約7700億円)の黒字だった。前年同期は8億1300万ユーロの赤字。同社は仏グループPSAと欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が統合して1月に発足。統合前の両社の業績も合計して比較可能にした数値を発表した。

売上高は46%増の753億1000万ユーロ。出荷台数は327万台と44%増えた。新型コロナの影響を受けた前年同期の反動だが、半導体不足で生産計画に対しては70万台下回った。

経営の指標とする調整後の営業利益は86億2200万ユーロと11倍以上に増えた。半導体不足で利幅の大きい車種を優先的に生産したことや、値引きが減ったことが貢献した。稼ぎ頭の北米の営業利益率は16.1%に達した。前年同期に赤字だった南米や高級車部門のマセラティも営業黒字に転換した。

ステランティスはまた、今後2年で11車種の電気自動車(EV)を発売することを明らかにした。現在の11車種から倍増する。高級車ブランドの「DS」で24年以降、すべての新型車をEVにするほか、「アルファ・ロメオ」は27年に欧米と中国でEV専業になることも発表した。同社は7月に25年までに電気自動車(EV)に300億ユーロを投資し、ほぼ全車種にEVの設定を設ける計画を発表していた。

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