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独シーメンス、21年度見通し上方修正 コロナ回復を反映 

純利益31%増

独シーメンスは自動車向けと機械向けの回復が想定よりも速かった

【フランクフルト=深尾幸生】産業システム大手の独シーメンスは3日、2021年9月期通期の業績見通しを大幅に上方修正した。純利益は50億〜55億ユーロ(約6300億~7千億円)と、前の年度から最大31%増える見通しだ。従来予想は前年度比「やや増」だった。自動車や機械など新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいた業界向けの回復が大きい。

中国などで好調な工場の自動化システムなどの「デジタルインダストリーズ」部門が引き続き業績をけん引する。同部門の通期の売上高は6~10%増え、営業利益率に近い売上高に占める調整後のEBITA(利払い・税引き・償却前利益)の比率は19~20%と2ポイント上昇すると見込む。

シーメンスが同日発表した20年10~12月期の決算は、純利益が前年同期比27%増の13億7700万ユーロだった。売上高は140億7100万ユーロと3%増えた。受注も11%増えた。

経営の指標としている産業部門の調整後EBITAは39%増の21億2800万ユーロだった。なかでも主力のデジタルインダストリーズ部門が57%増。中国やドイツで工場の自動化機器が好調で設備稼働率が上がっている。出張などの費用が抑えられていることも効き、利益率は8.1ポイント上がり22.5%に達した。

スマートインフラストラクチャー部門の調整後EBITAは39%増、医療機器子会社のシーメンス・ヘルシニアーズは36%増えた。

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