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ロシア軍、ルガンスク州制圧 ウクライナ軍が撤退表明

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【ウィーン=細川倫太郎】ロシア国防省は3日、ショイグ国防相がプーチン大統領に東部ルガンスク州を「解放した」と報告し、同州全域を制圧したとの認識を表明した。ウクライナ軍が州内最後の拠点としていたリシチャンスクを支配下に置き、ウクライナ軍も撤退を認めた。ロシアは東部2州の支配を目指しており、隣接するドネツク州を巡る激しい戦闘が続く可能性が高い。

ルガンスク州での戦闘は、ロシア軍が6月下旬に要衝となっていたセベロドネツクを制圧して以降、リシチャンスクの攻防が焦点となっていた。ロシア軍は地上部隊による激しい攻撃を続けてウクライナ軍を追い込んでいた。

ウクライナ国防省の報道官は3日、ロシア軍によるリシチャンスク制圧を一時否定したが、その後、軍参謀本部がSNS(交流サイト)に「このまま防衛を続ければ致命的な結果を招く。ウクライナ兵の命を守るため、撤退を決めた」と投稿した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は3日夜のビデオ演説で、リシチャンスクからの軍撤退を認めたうえで「最新武器を増強して戻ってくる」と奪還に向けた決意を表明。「ウクライナは何も諦めない」とも述べた。

ロシアはルガンスク州とドネツク州を合わせたドンバス地方の掌握を狙っており、ドネツク州への攻勢を強めている。同州の主要都市スラビャンスクで3日、大規模な砲撃があった。ロシア軍はドネツク州全域の支配に向け戦力を移しているとみられる。

ウクライナメディアによると、ドネツク州の報道官はスラビャンスクを狙ったロシア軍の砲撃で6人が死亡、15人が負傷したことを明らかにした。「極めて強力な砲撃があり、町に残るのは危険だ」と述べた。

市街地などへの無差別攻撃に歯止めがかからず、民間人の犠牲が拡大している。スラビャンスクに近いクラマトルスクの市長も3日、ロシア軍の砲撃が続いていると指摘し「民間人をターゲットにしている」と非難した。

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