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メルケル氏「重要なのは信頼」 ベルリンで送別式典

【ベルリン=石川潤】ドイツのメルケル首相を送別する軍隊による式典が2日、ベルリン市内で開かれた。メルケル首相は演説で「事実への信頼」が民主主義を支えていると語り、科学的な知見が否定されたり、陰謀論や扇動が広がっているような場合には「声高に反論がなされなければならない」と訴えた。

ドイツ連邦議会は8日、9月の総選挙で第1党になったドイツ社会民主党のショルツ財務相を新首相に選出する見込みだ。ショルツ氏の就任とともに、メルケル氏は16年務めた首相の座を降り、政界からも引退する。

メルケル氏は演説で「政治においてもっとも重要な資産は信頼だ」と語った。特にコロナ危機のこの2年では、政治や科学において信頼がいかに大きな意味を持つか、そしてどれだけもろいかが示されたと述べた。

16年間の任期については「波乱に満ちた、そしてしばしばとても挑戦的な年月だった」と振り返った。2008年の金融危機や15年の難民問題にも触れ、大きな問題を解決するためには「国境を越えた協力」を欠かせないという考えを強調した。

さらにメルケル氏は「不機嫌さや妬み、悲観主義ではなく、心に喜びをもって」働くことが重要だと指摘。式典に参加した次期首相のショルツ氏にエールを送った。

メルケル氏は式典の数時間前にコロナ対策の会議と記者会見をこなすなど、最後まで気を抜けない日々が続く。演説では医療関係者らへの感謝の言葉も述べた。

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