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コロナワクチン、2回接種で後遺症リスク半減 英研究

(更新)

【ロンドン=篠崎健太】新型コロナウイルスのワクチンの2回接種を終えた人は、未接種者と比べて症状が長期化するリスクを約半分に抑えられるとの研究結果が、2日までに英国で発表された。発症や重症化を防ぐだけでなく、疲労感や嗅覚・味覚の異常が長引くといった後遺症の抑制にも、ワクチンが効果を発揮する可能性がある。

英ロンドン大学キングス・カレッジの研究チームによる分析結果が、医学誌ランセット・インフェクシャス・ディジーズ電子版に掲載された。感染やワクチン接種の状況を追跡する研究用アプリで、参加する英市民のデータを調べた。

2020年12月~21年7月分の分析によると、2回のワクチン接種を終えた成人97万1504人のうち、0.2%にあたる2370人が接種完了後に陽性が確認された。

分析可能な回答のうち症状が28日以上続いた人数を調べると、2回の接種完了者では592人のうち31人(5.2%)が該当した。比較対象の未接種者群である482人中55人(11.4%)と比べ、症状が長期化する割合が低かった。

論文は「ワクチンの2回接種により、感染から28日以上症状が続く確率が約半分になることが分かった」とし、症状長期化のリスク低下を示唆すると説明した。

新型コロナの症状が長引く現象は、英語で「ロングCOVID」と呼ばれる。英国の国民医療制度(NHS)によると、多くの人は数日から数週間で症状が改善して大半が12週以内に完治するが、長引く場合もある。発熱やせきなど多くの患者に出る症状から極度の疲労感、息切れ、集中力の低下など事例は様々だ。

研究はワクチンの接種完了後に感染する「ブレークスルー感染」を調べるために実施された。研究チームのクレア・スティーブス氏は「2回のワクチン接種で感染と症状長期化のリスクを大きく減らせることが分かったのは朗報だ」とした。

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