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英政府、アームのロンドン上場誘致を再開 現地報道

【ロンドン=佐竹実】英紙タイムズは2日までに、英政府が英半導体設計大手アームをロンドン証券取引所に上場させるため、誘致を再開したと報じた。これまで誘致に力を入れていたジョンソン英首相が辞意を表明し、アームの親会社であるソフトバンクグループ(SBG)への働きかけが止まっていた。アームが米ナスダック市場に上場すれば影響は大きく、英政府にとってつなぎ留めは重要課題だ。

タイムズによるとザハウィ財務相が誘致を主導し、SBGの孫正義会長兼社長との会談を調整しているという。ジョンソン政権の閣僚らがアームをロンドンに上場させるために誘致活動を展開していたが、首相が7月に辞意を表明。閣僚らも相次ぎ辞任し、政局が混乱していた。

SBGは年内にもアームを上場させる方針だ。孫社長は2月、アームの新規株式公開(IPO)について「おそらくハイテクの中心であるナスダックになるのではないか」と述べていた。

これに危機感を強めたのが英政府だ。世界のスマートフォンの約9割にはアームが設計した半導体が使われている。「クラウンジュエル(王冠の宝石)」ともいわれる英企業が流出すれば政権への打撃になりかねないからだ。

SBGは2016年に当時上場企業だったアームを買収して非上場化した。人工知能(AI)やサイバーセキュリティーなどの成長産業に欠かせないアームは、経済安全保障の面からも重要度が増している。与党・保守党内にはアームに政府が出資すべきだとの声もある。

SBGの中には、アームを米国に単独上場させる案のほか、英国と米国で二重上場とする案もある。

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