英金融、取引シェア急落 EU離脱でマネー移動
[有料会員限定]
【ロンドン=篠崎健太】英国が金融取引のシェア低下に直面している。欧州連合(EU)離脱で事業の前提となる規制が変わりEU投資家が離れた。英・EUは規制面での協力の覚書を3月末までに結ぼうと交渉するが、英国回帰の可能性は低い。金融街シティーの地位低下は英経済の先行きだけでなく、世界のマネーの流れにも影響しそうだ。
離脱の移行期間が2020年末で終わり、英・EUの経済関係は年明けから大きく変わった。モノ...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1876文字