/

モスクワでゴルバチョフ氏葬儀 欧米首脳の参列少なく

(更新)

モスクワで3日、8月30日に死去した故ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領の葬儀が営まれた。市内の催事場で告別式が行われた後、ひつぎは墓地に運ばれ、1999年に先立ったライサ夫人の隣に埋葬された。「国葬」ではなく、プーチン大統領も職務を理由に参列しなかった。

ゴルバチョフ氏は89年の冷戦終結や90年の東西ドイツの統一を導き、同年にはノーベル平和賞を受賞した。8月30日、療養していたモスクワの中央クリニック病院で「重く長期の病気」(同病院)で死去した。91歳だった。

モスクワ中心部の労働組合会館で営まれた告別式には、花束を手にした市民らが相次ぎ訪れた。告別式の後、エリツィン初代ロシア大統領や作家のニコライ・ゴーゴリら多数の著名人が眠るモスクワ市内のノボデビチ墓地に埋葬された。

ロシアのウクライナ軍事侵攻が続くなか、欧米首脳の参列者はロシアと友好関係を保つハンガリーのオルバン首相だけだったようだ。タス通信によると、日米英独の駐ロシア大使が参列した。

2007年4月に死去したエリツィン氏は国葬で、政府は葬儀の日を「国民服喪の日」と宣言した。ゴルバチョフ氏の葬儀は「国葬の要素がある」(大統領府)とされ、政府は儀仗(ぎじょう)兵らを参加させるなど葬儀を支援した。

プーチン氏は3日の葬儀には参列しなかった。外国要人との電話協議や5~8日にロシア極東で開く東方経済フォーラム出席のための準備など職務があるとしている。代わりに、ゴルバチョフ氏の遺体が安置されている病院を1日に訪れ、ひつぎに花をささげた。

欧米では「ゴルビー」の愛称で親しまれたゴルバチョフ氏だったが、ロシア国民の間では1991年のソ連崩壊をもたらしたとして批判的な見方が多い。ソ連崩壊について「20世紀最大の地政学的悲劇」と発言したことがあるプーチン氏とも疎遠だったとみられている。

ニューズレター

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン